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文科省―「大学入試英語ポータルサイト」を公開

公開日:2019.8.29

2019年8月27日、文部科学省は同省HPの専用サイトで、2020年度開始の大学入学共通テストに導入される英語民間検定試験の利用方針について、全国1070校の大学から寄せられた8月1日時点の回答一覧を掲載した「大学入試英語ポータルサイト」を公開しました。現時点で活用未定という大学が3割弱に上り、2020年度の導入に向けて残された課題は大きいと言えます。同サイトでは、受験生や高等学校、大学の教職員向けに、「大学入試英語成績提供システム」の目的や内容を理解してもらうことを目的に、大学入試センターに認定された6団体7種類の民間試験について、受験生の利用方法、英語資格・検定試験の概要、及び、各大学が検定試験の成績をどう活用するかなど関連情報を整理し、提供しています。

「大学入試英語成績提供システム」を巡っては、全国高等学校長協会が7月25日付で文科省に要望書を提出し、システムを活用した民間の英語4技能検定の実施が2020年4月に迫っているにも関わらず、全体像が明確になっていないため、教職員や生徒・保護者からの問合せにも苦慮しているとの実情が伝えられていました。

「なぜ、大学入試で英語4技能を評価するために、民間の資格・検定試験を活用するのか」については、大学入試では高等学校段階で修得した知識や技能等を適切に評価することを目的としていますが、英語に関しては、約50万人規模で同一日程一斉実施型試験による共通テストとして「話す」「書く」能力を含めた試験を実施することは、日程面も含めて現状において実が現困難であるのに対し、民間の資格・検定試験は、4技能を総合的に評価するものとして社会的に認知され、高等学校教育や大学入学者選抜で活用が進んでいます。このため、大学入試において4技能を評価することができるよう、現に民間事業者等により広く実施され、一定の評価が定着している資格・検定試験の活用を推進することとした旨、述べています。実際に英語の資格・検定試験を活用するかどうか、また、活用する場合に「大学入試英語成績提供システム」を利用するかどうかについては、それぞれの大学の判断に任されていますが、各大学は資格・検定試験の活用や個別試験により英語4技能を総合的に評価するよう努めることが求められています。

「大学入試英語成績提供システム」については、英語資格・検定試験を活用して、大学入試で英語の4技能を評価することを支援するためのシステムで、受験生が大学を受験する年度の4月から12月までの期間に、大学入試センターが発行する個人を特定するためのコード(共通ID)を記入して受験した2回までの資格・検定試験の成績を、大学入試センターが集約・管理し、大学の求めに応じて提供されます。受験生は、志望する大学・学部等ごとに資格・検定試験実施主体に成績証明書の発行を請求し受領した上で、それを各大学に提出することが不要となり、手続面だけでなく場合によっては経費の面でも出願の負担が軽減されます。一方、大学は、受験生が提出する成績証明書の確認や、成績情報の入力作業等の事務作業が縮減されます、と解説しています。

尚、「大学入試英語ポータルサイト」に掲載している情報は今後、適宜更新される予定となっています。

◇関連リンク◇
大学入試英語ポータルサイト(文部科学省)
大学入試英語成績提供システムについて(文部科学省)※PDFファイル

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