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文科省―平成29年度「日本人の海外留学の効果測定に関する調査研究」の成果報告書を公表

公開日:2019.2.21

2019年2月14日、教育・進学情報サイト「リセマム」HPの最新情報によりますと、文部科学省は、平成29年度「日本人の海外留学の効果測定に関する調査研究」の成果報告書をWebサイト上で公開しました。成果報告書は全393ページにわたり、アンケートの集計・分析結果と、実際に大学へ赴いてヒアリングした16大学・プログラムの詳細、実際にその海外留学に参加した学生のインタビューを掲載しています。

文科省では、意欲と能力のある日本人学生全員に留学機会を付与し、海外留学を経験した日本人学生の日本社会での活躍を促進することは、大学の国際化を推進するのみならず、今後の日本経済の発展に資するうえでも極めて重要であり、その意義については多くの先行研究においても触れられている一方で、海外留学には様々な期間や形態を有するものがあり、それらの期間・形態の海外留学についてどのような効果が得られているか、調査研究は必ずしも十分ではないとしています。このような状況を踏まえ、様々な期間・形態の海外留学について詳細に調査・分析し、その成果の可視化を図り、より効果的な日本人の海外留学施策の検討に資するデータ等を得るため、当該調査研究を学校法人河合塾に委託し、実施したものであると述べています。

今回の成果報告書は、日本学生支援機構(JASSO)「官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム~」に参加した学生を対象としたアンケート調査結果の定量分析をした上で、そこから見出された留学前後での自己評価の伸びが高かった大学および低かった大学を抽出し、訪問調査を実施した結果を整理しています。

留学満足度に関して、留学・研修前のオリエンテーションの有無を回答別に見たところ、「十分あった」が29.6%、「すこしあった」が21.6%、「あまりなかった」が21.3%となっており、「十分あった」と答えた人の満足度がほかと比べて高かくなっており、留学・研修前のオリエンテーションの有無が留学満足度に影響していると分析しています。

渡航期間と能力の伸びに関しては、長期間(3カ月以上)留学する方が短期間(3 カ月未満)の留学よりも明らかに伸びが大きい項目として、「自分からやるべき課題を見つけて率先して取り組む」、「相手の意見や立場に合わせた柔軟な対応」、「文化背景の異なる場でのリーダーシップ」、「将来の方向性への明確な考え」が上がっています。一方、「語学へのモチベーション」および「留学先社会・文化への知識」については、長期間(3カヵ月以上)の留学と比較して、短期間(3 カ月未満)の留学の方が同等あるいは高い伸びを示しています。短期留学でも長期と同じ伸びを示したのが「留学先社会・文化への知識」でした。

また、海外留学支援制度による奨学金がなくても「留学した」と回答した学生は、2013年度から2015年度の調査では過半数を占めていましたが、2016年度の調査では41.6%と過半数割れとなりました。このほか「どちらともいえない」が28.5%、「留学しなかった」が29.9%となっており、留学を加速させるための金銭的支援の重要性が経年で高まりつつあることも分かりました。

◇関連リンク◇
平成29年度「日本人の海外留学の効果測定に関する調査研究」について(文部科学省)
「日本人の海外留学の効果測定に関する調査研究」成果報告書(文部科学省)※PDFファイル

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